JTJ宣教神学校は、自分を愛することを学び、隣人を愛することに生きる。 JTJ宣教神学校はいつでも入れます
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JTJ物語 (5)


 1989年5月、第10回全国青年宣教大会の最終日、宣教大会(3)の説教者であったぼくは、説教の中で、1%と0.2%の壁を打ち破るための次なる挑戦として、[新しいぶどう酒を新しい皮袋に]入れる神学校のヴィジョンを打ち上げました。「今後、10年を献げて、まったく新しいスタイルの神学校を軌道に乗せるため、命をかけて取り組む」決意を表明しました。(もう15年がたちました。)
 大会後、「なかよし会」が開かれ、この神学校は、岸個人が進めること、中野雄一郎牧師を校長に立てること、「なかよし会」が協力することで賛成を得ました。
 心踊るような課題は、神学校の名前をどうするかでした。ずばり「日本伝道者学校」とか、「預言者学校」とか、「ABC神学校」とか、さまざまなアイデアが浮かびましたが、最終的に「Jesus To Japan Mission Seminary」「JTJ宣教学院」としました。


    2つのJ。Jesus To Japan。内村鑑三の墓に刻まれた墓碑銘をも思いました。


               われは日本のため 日本は世界のため
               世界はキリストのため すべては神のため


  2つのJを愛し、これに生きた偉大な指導者、内村鑑三。


 「世界を見つめ、日本に生きる宣教!日本を愛し、日本の救いのため、欧米の神学と教会文化を必ずしも追従しないで、新しい日本の教会と宣教の皮袋を、福音総合理解によって創造することを目指す神学校教育」を掲げた私たちにとって[イエス・キリストを日本へ][福音を日本へ][Jesus To Japan][2つのJ]は、最もふさわしい名称になりました。神学的にも[Japan To Jesus]ではありません。




 さて、神学校の構想は整い、講師陣も決まり、校長も決定し、名称も決まった。ここまでは、われわれ伝道者の仕事であり、役割でした。これを現実に移すには、実務と経営の能力があるビジネスマン的人材が必要です。現実として先立つものも、即、必要になります。教室をどうする?事務所は?スタッフは?学生募集の宣伝は?給与は?人物と資金の必要。どうする?「金品のため、伝道者は、頭を下げない!」「経済的自立の神学校を!」これを掲げた私たちは、しかし、運営する人材が出てこない以上、いやおうにも、学校設立と経営に手を染めないわけには行かなくなりました。そこで摂理的に、以下の5点を確認することになりました。


 (1)神学校は不動産を持たない。すべて借り物で行く。借り事務所、借り教室。
 (2)事務スタッフ以外は、有給の教師を持たない。すべて時間講師とする。
 (3)中野校長と岸代表は無給奉仕。経済的に自活し、巡回伝道により宣伝と学生募集に貢献する。担当する講義の謝儀は、時間講師と同じ。
 (4)当分、必要経費は持ち出し。運営が成功したら持ち出し分だけは返してもらう。
 (5)財政的に言えば、通信制の学生募集に、神学校存続の命運がかかっている。


 新しい神学校のヴィジョンに心を動かされた同志の一人に、クリスチャン新聞の守部喜雅氏がいました。さっそく、守部氏は新聞の一面に、大きな期待を込めて、この働きを記事にして紹介して下さいました。
 私たちも、小さなニュースレターを印刷して、関係者に郵送しました。



 そんなある日、香港から電話がありました。
「私は、クリスチャンの実業家です。あなたが始めようとする神学校のニュースレターを読みました。献金をしたいと思います。学校を開始するために必要な額を、全部献金しますから、その額を教えて下さい。間もなく日本へ行きますから、帝国ホテルで、その金額をお渡ししましょう。」
 ぼくの信仰生活には、いわゆる奇跡的なことがほとんどありません。「信仰だけで生きよ。」と言われているかのようです。しかし、この時ばかりは。奇跡が起こりました。
 手を打ちたたき、舞い踊りながら、私たちは、正確に、必要な経費を算出しました。そしてやがて「300万円」が、帝国ホテルのロビーのテーブルの上に置かれました。
 「どうぞ、確認下さい。」
 「多額の献金をいただいたからといって、私たちには何一つお返しは出来ません。キリストの教えに『あなたがたは右手のしたことを、左手に知られないようにせよ。』とあります。将来、理事としてお迎えするとか、名前を刻むとか、何もありません。ただただ、いただくだけですが、それでよろしいのでしょうか。」
 「もちろんです。私は、献金の申し出が受け入れられた後、事務所を出て、香港のビルの間を歩いて帰宅しながら、感謝で胸はいっぱいになり、泣けてきました。新しい神学校の設立に協力が許されて、献金ができる。クリスチャンビジネスマンとして、こんなにうれしいことはありません。」


 奇跡が起こったのです。「これは、まさしく主のお働きだ!真の代表は主だ、真の校長は主だ、私たちは奉仕者だ!Jesus To Japan宣教学院は必ず躍進する!」


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